「在宅ワーク」にまつわる巧妙な手口

私は、教材販売詐欺など、巧妙な手口にだまされたことが何度もあります。当時は40歳代半ば。下肢の障がいが進み、外で働くことが叶わなくなっていました。しかし、ひとり暮らしで障害者年金受給対象外の私は自分で収入を得る以外生きる道はなかったのです。そんな私にとって、インターネットを使った在宅ワークは大きな魅力でした。また、わらをもつかむ思いで仕事探しをしていました。その1つ・「A社」との出会いは、データ入力業務に関するメールが数回届いた後でした。会員登録後、こちらから電話をする必要がありました。担当者の話では、「すぐに仕事を始めることも可能ですが、A社指定の講座を受講したほうが高収入に結びつきますよ」とのこと。ちなみに受講料は約50万円で、これまでの蓄えから支払いました。届いた教材は、エクセル・ワードの教材2~3冊とCD10枚ぐらい。しかし、数カ月間の受講・試験を経て、ようやく得た仕事は月額2,000円程度でした。その時点になり、ようやく詐欺に気付き「消費者相談窓口」に出向きましたが、すべてが終わった後でした。A社は、いろいろと巧妙な手口で教材販売をしていました。また、相談できる人がいない、多少の蓄えがあるなど、複数の条件がマイナスに働いてしまったのです。A社との関わりによって、下記の点に注意が必要だとわかりました。私のようにだまされる人が出ないためにも、声を大にして叫びたい気持ちです。まず、送られてきた荷物。高質な包装資材などが使われていたため、丁寧な業者だと信じ込んでしまいました。次に、電話のからくりです。こちらから電話をかけたとき、担当者が名乗るのは「業者名」ではなく「部署名」でした。これは、社名変更対策だったと考えられます。実際、A社は社名をコロコロ変更していたことがわかりました。メールが通じても安心できません。引っ越しをしてもメールアドレスは使えます。A社に「内容証明郵便」で教材費の返還を求めましたが、宛先不明で戻ってきました。

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